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アイズヒメアザミ   会津姫薊   キク科アザミ属

アイズヒメアザミ
<撮影:2015年9月>

アイズヒメアザミ
全体の雰囲気 <撮影:2015年9月>

アイズヒメアザミ
茎には毛が多く葉は茎を抱く <撮影:2015年10月>

採ると罰金

群馬県内でも限られたエリアでしかみられないアザミである。
 そのため、県の「群馬県希少野生動植物の種の保護に関する条例」で「特定県内希少野生動植物種」に指定された。ということで、採取は原則禁止、違反すれば罰金である。まあ確かに希少種であるからいたしかたないとはいえ、うっかり近づくのも恐れ多いような植物になってしまった。

3度目の正直

それだけに、一度は出会っておきたいアザミになったのだが、実は、どこにあるのかもよく知らなかったのである。それが、あるとき植物にくわしいO氏からおよその場所を教えていただくことができた。こうなれば、何としても探し出すしかない。
 1回目の探索は、花の時期に至ってなかったのか、教えられた場所をくまなく見たつもりだが、なにも見つけ出すことはできなかった。
 10日ほど過ぎたころ、2度目の挑戦。この日もなかなか出会えない。あきらめてそのエリアから立ち去ろうとした時、なんと、道路の擁壁の上にそれらしいアザミが見えたのだ。擁壁はかなり高く、そこにたどり着けるような道はない。双眼鏡でアイズヒメアザミらしい特徴のいくつかを確認できたので、とにかくじっくり検討できるようにと、望遠レンズで撮影した。ややぼんやりした写真だったが、O氏には、間違いないと言われた。
 さらにその10日後、環境保護サークル仲間のH氏とともに、3回目の探索。今度は4つの目で探した甲斐があり、10株近くが開花している場所を見つけ出すことができた。それも目の高さで観察できる場所だった。夢中でカメラのシャッターを押し続けた。

 名前が名前だけに福島県会津地方には多いのかもしれないが、群馬では生育場所は極めて限られているようだ。 茎に白い毛が多く,小型の頭花を上向きまたは斜め上向きにたくさんつける。総苞は筒形で、総苞片は圧着あるいは斜上する。

<参考文献>
「日本のアザミ」(国立科学博物館 Website)

<記事 2015年9月25日。10月5日、葉の写真を追加>

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