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アカフタチツボスミレ  赤斑立坪菫  スミレ科スミレ属

アカフタチツボスミレ花
小さな群落をつくっている <撮影:2013年6月>

アカフタチツボスミレ花
上記の場所、翌年も開花 <撮影:2014年5月>

アカフタチツボスミレ花
血管のような姿 <撮影:2013年3月>

タチツボスミレの1品種である。
 花はタチツボスミレと変わらないが、葉が独特で、葉脈に沿って紅紫色の斑が入る。まるで血管に血が流れているようでもあり、見ようによってはあまり良い感じがしないかもしれない。
 少し高い山の中では結構遅い時期まで咲いている。

 もうだいぶ前のことだが、ある観察会での道すがら、講師に「これはアカフタチツボスミレですか?」と質問したら、「この程度で分けなくてもいいんじゃないか」と、ちょっとご機嫌斜めの返事が返ってきたので驚いたことがある。
 このスミレは、いろいろなところに点在していることもあれば、小群落をつくって固まって生育していることもある。私がよく行く山の道路脇のやや低い擁壁の上下には、毎年数10株のこのスミレが花を咲かせる。それだけ遺伝的な安定性もあるのだから、品種として確立することに何の問題もないと思うのだが…。

<参考文献>
『山渓ハンディ図鑑6 日本のスミレ』(写真・解説/いがりまさし 山と渓谷社)
「上州花狂いの植物散歩」(Website)

<記事 2018年1月8日>

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