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アキノウナギツカミ   秋の鰻攫   タデ科イヌタデ属

アキノウナギツカミ花
萼片(花弁はない)は控えめに開く<撮影:2013年9月>

アキノウナギツカミ
全体を1枚に収めるのは難しい <撮影:2014年9月>

アキノウナギツカミ茎
下向きの鋭い刺 <撮影:2013年9月>

タデ科には、鋭い刺をまとった植物の一群があるが、ママコノシリヌグイやこのアキノウナギツカミなどはその代表選手と言えるだろう。
 茎を下から上にしごいてみればすぐわかる。ザラザラというより、バリバリという方が適切か。とにかく、すごい手触りだ。
 この茎を使えばウナギでもつかめると、誰かがこの名をつけたらしいが、この茎をぐるぐる巻いた手をウナギの樽に突っ込んだとしても、ウナギをつかむ前に手の痛みで降参してしまうのでないか。
 ――まあ、メルヘンの世界にリアリティを追求するのは、野暮というものでしょうかね。

 花はミゾソバやママコノシリヌグイなどともよく似ており、一見してタデ科の植物だなと分かるものだが、葉には特徴がある。基部が矢じり形で、かなり張り出した形で茎を抱いている。これでほぼ見当をつけることができる。
 根から花のついている茎の先までは1メートル前後あるので、花が分かるような形で全体を1枚の写真に収めるのはなかなか難しい。

<参考文献>
『日本の野生植物 草本U』(佐竹・大井・北村・亘理・冨成編 平凡社)

<記事 2015年9月5日>

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