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 アマナ 甘菜 ユリ科アマナ属

アマナ花
蜜を求めて蜂が来ていた<撮影:2012年4月>

アマナ花
花は1株に1個<撮影:2017年4月>

アマナ蕾
日が当たらないとこんな感じ <撮影:2016年4月>

アマナ群落
条件がいいと群落に <撮影:2014年4月>

希少植物の一つではあるが、あるところにはある。植物観察の師匠であるK氏はいくつもの生育場所を知っていて、毎年のように違う場所を案内してくれた。この花は日中、日が当たっている条件がないと花弁が開かないので案内役のK氏にとっては気がもめただろうが、幸いどの日もうまく開花していてたっぷり楽しむことができた。

 ユリ科に属する花だが、ヤマユリのような華やかさとは無縁で、背丈も低く、華奢な植物だ。
 古くから親しまれてきた植物で、平安時代の文献にも名前が登場する。鱗茎が滋養強壮の薬用とされたり、葉も食べられてきた。鱗茎にも葉にも甘味があるので「アマナ」の名がついたという。そのせいもあるのか、いまでは群馬県の絶滅危惧種に指定されるほどの心配な状態になってきている。

<参考文献>
『山渓ハンディ図鑑1 野に咲く花』(監修/林弥栄 写真/平野隆久 山と渓谷社)
『野草の名前 春』(文庫版)(高橋勝雄著 山と渓谷社)

<記事 2019年3月27日>

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