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アオツヅラフジ  青葛藤  ツヅラフジ科アオツヅラフジ属

アオツヅラフジ雌花
雌花 <撮影:2017年7月>

アオツヅラフジ雄花
雄花 <撮影:2013年7月>

アオツヅラフジ実
若い実 <撮影:2013年9月>

アオツヅラフジ実
熟した実 <撮影:2013年11月>

たっぷりと果実がついた房を見るとノブドウと間違ってしまいそうだが、アオツヅラフジである。「アオ(青)」は生きているつるが緑色であることから、「ツヅラ」は葛籠などのかごを作るために用いられたことに由来するという。
 つる性植物で、ハート形またはややくびれた三角形をした、厚みのある葉を広げながらぐんぐん伸びていくから、存在感はあるのだが、花は小さくて薄緑色なのであまり目立たない。雌雄別株である。
 写真のいちばん上は雌花。クローズアップで撮れた。真ん中にでんと居座っている犬のふぐりのようなものは子房で、そこから雌しべが伸びている(図鑑では6本あると記述されているが、この写真では4本しか確認できない)。それを取り巻いて、先が二つに割れているのが花弁で、その周りの幅の広いゆるい三角形状のものは萼である。
 雄花も、構造は似ていると思うが、鮮明な写真が取れなかったので、とりあえずこれでご勘弁願いたい。
 果実は、秋が深まると青黒く熟す。食べてみた人の体験談がインターネットのあちこちで見られるが、甘みがあって悪くないらしい。しかし、有毒なので(大量に食べると呼吸中枢麻痺や心臓麻痺を起こすという)、無茶はしない方がよろしいでしょう。

<参考文献>
『山渓ハンディ図鑑4 樹に咲く花』(写真/茂木透 解説/太田・勝山・高橋ほか 山と渓谷社)
「Wikipedia」

<記事 2017年11月24日>

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