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 エンレイソウ  延齢草  シュロソウ科エンレイソウ属

エンレイソウ
 <撮影:2012年5月>

エンレイソウ
 <撮影:2012年6月>

エンレイソウ実
若い実 <撮影:2015年6月>

山の中の林床や林縁でよく見かける。3枚の大きな葉の上に、濃紫色の地味で小さな花がちょこんと乗っている。とにかく立派な葉があるために遠くからでもよく目立ち、存在感十分である。
 私のような年寄りにとっては、なかなか縁起のよさそうな名前で、見ると嬉しくなる。名前の由来はいくつかあるようだが、中国で民間薬として使われ、その薬の名が延齢草根だったところからこの名前になったという説が、個人的には納得できる。
 似たような花にミヤマエンレイソウがあるが、それには花弁も萼片もあるのに対して、エンレイソウには花弁がなく、濃紫色の萼片だけが3枚ある。雄しべは6個あり、雌しべは1個だが、先端(花柱)は3裂している。

<参考文献>
『野草の名前 春』(文庫版)(高橋勝雄著 山と渓谷社)

<記事 2018年5月9日>

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