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ゲンノショウコ  現の証拠  フウロソウ科フウロソウ属

ゲンノショウコ
雄しべのアクセントもなかなかよい <撮影:2016年8月>

ゲンノショウコ
ピンクの花弁 <撮影:2014年8月>

ゲンノショウコ
ぐっと深い紅 <撮影:2013年8月>

ゲンノショウコ
果実 <撮影:2015年9月>

<写真は4枚あります>
別名「フウロソウ」「ミコシグサ」また俗に「医者いらず」とも

 この植物で実際に腹下しを直したとか、体調が良くなったとかいう体験(しかも効くのが早い)があるのでこの名がつけられたそうである。古くから民間薬として使われており、今回ネットであらためて検索してみたら、健康茶としてすすめているサイトもあった。それなりの薬効があることは間違いないようだ。
 いまは絶版となっている「山渓カラーガイド 野に咲く花1」でも、丸山尚敏氏が春日大社の宮司さんのお子さんの腹下しが直った実例を挙げている。

 民間薬と言えばセンブリも有名だが、どちらもなかなか美しい。ゲンノショウコも、アサマフウロやハクサンフウロなどと比べると小ぶりではあるが、花姿には遜色がない。
 別に高い山に登らずともみられるが、一方、高い山にもちゃんとある。それだけ環境に順応する能力が高いということだろうか。
 花の色は白が多く、これは低地でもよくみられる。赤色系もときどきあるが、私が見たのはいずれも標高1400m程度のところ(2か所)。図鑑には「西日本には紅紫色の花が多い」とあるので、東日本に限っては、少し高い場所でないと見つけることができないのかもしれない。

<参考文献>
『山渓ハンディ図鑑1 野に咲く花』(監修/林弥栄 写真/平野隆久 山と渓谷社)

<記事 2017年1月9日>

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