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グンナイフウロ   郡内風露   フウロソウ科フウロソウ属

グンナイフウロ
<撮影:2008年7月>

フウロソウ科の花はどれも似ているので、私にとっては種名を特定するのがやっかいな植物だが、このグンナイフウロはかなり独特な形をしているので、わかりやすい。
 とにかく全体が毛深く、花は横向きないしは下向きで、花弁を思いっきり開いて咲く。その真ん中には太い雌しべが突き出している。
 花が終わって実を結ぶようになると、花弁が落ちても残っている雌しべの太い花柱と5つに分かれた柱頭が天を衝くように、すっくと立ち上がる。
 このきりっとした姿がとても魅力的だ。
 グンナイフウロは、花のあとも美しい。
 ちなみに、グンナイ(郡内)とは、山梨県東部の桂川流域の古名だそうだ。フウロソウ科の植物は、ハクサン〜、イブキ〜、カイ〜、アサマ〜などと、分布する地名がつけられたものが多い。写真のグンナイフウロは長野県のものである。

<参考文献>
『山渓ハンディ図鑑2 山に咲く花』(写真・永田芳男、解説・畔上能力/山と渓谷社)
<記事 2014年7月1日>

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