柊老人のほろ酔い人生 > 植物との出会いの部屋 >  ハコネギク

ハコネギク  箱根菊  キク科シオン属

ハコネギク花
花 <撮影:2017年9月>

ハコネギク総苞
総苞 <撮影:2017年9月>

ハコネギク葉
葉 <撮影:2017年9月>

秋の花の代表の一つに野菊があるが、これらの一つ一つを正確に同定するのは一苦労である。というか、しょっちゅう分からなくなっている実に悩ましい花たちなのだ。
 その中では、とても分かりやすくてありがたいのがこのハコネギク。
 見た目だけでは、ノコンギクかな、シロヨメナかなと迷うところだが、総苞(花弁の下の筒状の場所)を触れば一発同定。とにかく粘るのだ。私のフィールドの中の野菊でこんなふうに粘るのはこれしかないので、なんの迷いもない。
 ただ、その顕著な特徴が災いして、植物体全体の観察が適当になってしまうのがよろしくない(反省)。
 花弁の色は白色から青紫色まで変化がある。青紫色でも、平開しないうちは濃い色だが、開くと白っぽくなる。葉には葉柄はなく、鋸歯もあまり尖ってなくて、おとなしい感じ。総苞片も先が尖らず、柔らかい雰囲気で、粘り気のある液体でぬらぬらしている。

<参考文献>
『山渓ハンディ図鑑11 日本の野菊』(写真・解説/いがりまさし 山と渓谷社)
『日本の野生植物 草本V』(佐竹・大井・北村・亘理・冨成編 平凡社)

<記事 2017年9月20日>

#