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ハクウンラン  白雲蘭  ラン科ハクウンラン属

ハクウンラン
萼片は緑色 <撮影:2017年8月>

ハクウンラン花
萼片に赤みがある <撮影:2017年8月>

ハクウンラン葉
葉の様子 <撮影:2017年8月>

サークルFのHさんから誘われて、ハクウンランを観に行ったのはいまから2年前。道路脇の小さな空き地に車を止め、雑木林の中へ道もないなかを踏み込んでいく。蒸し暑く、小さな虫も寄ってくる。
 Hさんに教えられるまで分からなかったほど、その花は、背丈も低いし、花そのものも小さい。接写レンズでようやく姿が明らかになるような花。半分透き通った花弁は、触れれば壊れてしまいそうなはかなさ。それがせいいっぱい左右に広がって存在感をアピールしている。
 こんな可憐な花が、ひとしれず林の中に咲いている。Hさんに教えてもらわなければ、絶対に分からなかったので、そのことにも感謝をしたい。
 そしてまた今年になって、植物観察が縁で知り合ったMさん(大師匠のM氏とは別人)から思いがけず電話があって、「ハクウンランが咲いているよ」と連絡をいただいた。H氏と行ったところとはまったく違う場所だ。そこはひとりでも十分行けそうな場所だったので、さっそく翌日、行ってみた。
 車を置いて少し歩くとすぐ足元にハクウンランがあった。誰でも通れるような場所だ。この日は濃い霧に包まれていたが、だからといって姿が見えないほどのことはない。晴れていればなおさらのこと、誰の目にも留まるような場所である。そこに10株以上が生育している、奇跡のような場所。夢中でシャッターを押しまくったことは言うまでもない。

 和名は、発見地である朝鮮半島の白雲山に由来する。
 左右に大きく開いているのが唇弁。萼片は緑色のものと赤っぽいものがあるが、開花後の時間によって色が変わるのだろうか(ここは疑問のまま…)。

<参考文献>
「上州花狂いの植物散歩」(Website)

<記事 2017年8月25日>

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