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ヒメイワカガミ   姫岩鏡   イワウメ科イワカガミ属

ヒメイワカガミ
撮影:2013年5月

大きな岩がいくつも立ちふさがっているような登山道をえっちらおっちら登りあげ、展望のいい山頂に出て、そこから別の道を少し下り始めたところの、道の脇の岩場にこの花は咲いていた。
 清楚で可憐という言葉が実に似合う花だ。まさに、山道の疲れが癒される思いで、夢中でシャッターを切った。
 花色が淡紅色のイワカガミは、あちこちの山で随分見かけるが、この花の白さはまた格別である。ただ、花の白さは関東北部に特有のものらしく、関東南部・中部地方のものは淡紅紫色であるという。そうなるとほかのイワカガミとの違いが際立たず、ちょっと残念な気がする。
 最初、同じように白花をつけるヤマイワカガミかと思ったが、鋸歯がごくわずかしかないという特徴があり、ヒメイワカガミに違いないと確信するに至った(植物の大先生であるM氏からもご教示いただいた)。

<参考文献>
『日本の野生植物 草本V』(佐竹義輔著/平凡社)
<記事 2014年5月21日>

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