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ヒメウツギ  姫空木  アジサイ科ウツギ属

ヒメウツギ花
花は清楚そのもの <撮影:2014年5月>

ヒメウツギ葉
つるっとした葉 <撮影:2014年5月>

崖に咲くヒメウツギ
崖に咲く。隣はコモチシダ <撮影:2017年5月>

この花が白い塊となって道路脇の崖を彩るようになると、初夏を迎えた実感が湧いてくる。
 普通の地面でももちろん咲くが、なぜかザラザラ、ごつごつしたような崖に多い。それだけにスピードを出して車で通過しても、すぐにこの花と分かる。
 花はまさに清楚な白。雄しべの先の葯は黄色だが、小さいので全体の色合いにまで影響を与えはしない。おしべは糸状でなく平たい翼がよく発達しているため、まるで小さな花弁が集まっているようにも見える。
 葉は表面にわずかに星状毛があるだけで、裏面は無毛。そのため手触りはつるっとした感じがする。花弁には星状毛がなく、萼のそれもわずかなので、各部位に星状毛が密生するウツギとは、見た目もずっと爽やかである。

<参考文献>
『山渓ハンディ図鑑5 樹に咲く花』(写真/茂木透 解説/城川・高橋・中川ほか 山と渓谷社)

<記事 2017年5月6日>

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