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ホソバアキノノゲシ   細葉秋の野罌粟   キク科アキノノゲシ属

ホソバアキノノゲシ
<撮影:2010年10月> ホソバアキノノゲシ
<撮影:2010年10月>

秋に咲くからといっても春のノゲシとはずいぶん違う

ノゲシ(ハルノノゲシ)は、開花時期を季節分けすればおそらく春の花になるのだろうが、実際には、夏でも秋でも、陽だまりでは冬でも咲いていることがある。この、秋に咲いているノゲシのことを「アキノノゲシ」というのだろうと、植物のことをほとんど知らない数年前まで、勝手に理解していたのだ。
 その後、これこそがアキノノゲシであると知って、あらためて見てみれば、ハルノノゲシとはずいぶん違う。花は舌状花が少なくて、大きいがすっきりしている。色もクリーム色で、総苞片には赤褐色の縁取りがあり、ぐっと粋な大人の風情である。背もずっと高いし、花つきも賑やかだ。
 この花の葉は、茎の下部につくものは羽状に裂ける(というか、刺状に飛び出ているといった感じだが)。しかしなかには、下部の葉も細くて裂けないものがある。こちらをホソバアキノノゲシと呼んでいる(アキノノゲシの品種という位置づけ)。我が家の近くでは両者が混在している。

同属の野菜は?

ここでクイズです。このキク科アキノノゲシ属の植物で、食卓でよくお目にかかる野菜がありますが、それは何?

 答えは、レタス。サラダナでも正解です。
 私も図鑑で知るまでは、まったく想像もしていませんでした。だいたい、葉もの野菜といえばアブラナ科じゃないの、という程度の認識しかありませんでしたから、まさかキク科とは。考えてみれば、畑でレタスの花が咲いたのって、見たことないですよね。
<参考文献>
『山渓ハンディ図鑑1 野に咲く花』(写真/林弥栄 解説/平野隆久 山と渓谷社)
<記事 2013年11月2日>

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