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ホソバノツルリンドウ  細葉の蔓竜胆  リンドウ科リンドウ属

ホソバノツルリンドウ
 <撮影:2015年9月>

ホソバノツルリンドウト
葉と蕾 <撮影:2015年9月>

山地から亜高山の林縁などに稀に生えるつる性の多年草である。
 そんな風に書くと、めったに人の入らない深山幽谷にひっそり咲いているような感じがするかもしれないが、実は、山の中腹ではあるけれど、誰でも車で普通に通れる舗装道路の法面に咲いている。
 ただ、花は小さいので、意識せずに走っていれば、おそらく目につかないのであろう。それが幸いしているのか、めずらしい花のわりにはしっかりと残っている。
 名前の通り蔓を伸ばして他の木の枝などに絡み付くのだが、ツルリンドウよりは葉も細いし(これも名前の通り)、花弁の先も円くて(ツルリンドウはつんととがっている)、恥ずかしそうにわずかに開いているだけ。
 何ともはかなげな様子には、去りゆく秋を実感させるような格別の趣がある。

<参考文献>
「上州花狂いの植物散歩」(Website)

<記事 2016年9月24日>

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