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イブキスミレ    伊吹菫   スミレ科スミレ属

イブキスミレ撮影2013年4月20日

イブキスミレは、群馬県内の自生は数例しか確認されていないという、比較的珍しいスミレだ。「群馬県の絶滅のおそれのある野生生物 植物編(2012年改訂版)」(植物レッドリスト)では「準絶滅危惧種」に指定されている。最初の発見地である滋賀県の伊吹山にちなんで名づけられた。
 そのイブキスミレに、先日、全く偶然に出会うことができた。他のスミレを目当てにあるところを訪ねたのだが、たまたまその近くにあったのだ。
 花色にはいろいろな個体差・地域差があるようだが、私の出会ったもの(写真)は、薄く青みがかった色を持っている。これまで見たスミレは、紅紫色系のものが多かったので、新鮮な美しさを感じる。円心形の葉は、柔らかな肌触りでみずみずしい。花のあるときには地上茎はなく、花後に伸びてくる。
 貴重な種が、心無い人の盗掘などで絶滅しないことを祈るばかりだ。
<参考文献  『山渓ハンディ図鑑6 日本のスミレ』(いがりまさし 山と渓谷社)「上州花狂いの植物散歩 失われゆく植物を求めて」(Web site)>
<記事 2013年4月22日>

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