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 イチヤクソウ 一薬草 ツツジ科イチヤクソウ属

イチヤクソウ花
  <撮影:2016年6月>

イチヤクソウ葉
春の葉<撮影:2015年3月>

イチヤクソウ蕾
蕾 <撮影:2015年7月>

イチヤクソウ
全体 <撮影:2016年6月>

春になると、落ち葉の積もった雑木林の林床に、円くてやや厚みのある緑色の葉が姿を現す。葉だけで植物の種を区別するのはけっこう難しいのだが、本種は、葉脈の形といい、彫の深さといい、なかなか他にはない独特な姿なのでだいたい見当がつく。
 花は白くて、下向きにポッコリと咲く。雌しべが長く突き出て、ちょっとユーモラスだ。
 本種を乾燥させて薬用にしたことから、種名に「ヤク 薬」がつくということだ。
 かつてはイチヤクソウ科に属し、その属を代表する種だったが、分子系統解析によるAPG分類でツツジ科に所属替えになった。木本が主流の旧ツツジ科のイメージが抜けない私などには、キツネにつままれたような感じだ。

<参考文献>
『山渓ハンディ図鑑2 山に咲く花』(写真/平野隆久 編・解説/畔上能力 山と渓谷社)
<記事 2019年3月3日>

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