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 イケマ      キョウチクトウ科イケマ属

イケマ全体
全体の感じ<撮影:2015年8月>

イケマ花
ボールのような花<撮影:2018年7月>

イケマ実
 大きな果実<撮影:2015年9月>

渡りをする蝶・アサギマダラの食草としてよく知られている。とすると、この花のたくさんある山はアサギマダラの繁殖地になっているのだろうか。蝶に関してはほとんど何も知らないが、今度は少し丁寧に観察してみたい。
 イケマの名はアイヌ語のカムイ・ケマ(神の脚=太い根の一般名称)から転用されたという。
 花は比較的地味で、開花時期でもハイカーの注目を集めるようなことはないようだ。
 花の中心にある白いものは副花冠で、花冠はその下で大きく反り返っている黄緑色のもの。多くの花がまとまってつき、最初の頃は丸いボールのようになる。
 果実は、小さな花からは想像もできないような大きくて長いものになる。「お、大きなオクラがあった」などとあわててかぶりつかないように。有毒だから。でもアサギマダラの幼虫はその毒を身体に貯め込むことによって捕食者から逃れるというから、すごい。

<参考文献>
『日本の野生植物 草本』(佐竹・大井・北村・亘理・冨成編 平凡社)
『山渓ハンディ図鑑2 山に咲く花』(写真/平野隆久 編・解説/畔上能力 山と渓谷社)
『野草の名前 夏』(文庫版)(高橋勝雄著 山と渓谷社)

<記事 2019年6月12日>

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