柊老人のほろ酔い人生 > 植物との出会いの部屋 > イヌガンソク

HOME | 植物の部屋

 イヌガンソク   犬雁足    イワデンダ科コウヤワラビ属

イヌガンソク胞子葉
雁の足に似た姿 <撮影:2014年5月>

イヌガンソク胞子葉
若い胞子葉〈櫛の歯状のもの)が顔を出す <撮影:2013年8月>

イヌガンソク栄養葉
栄養葉 <撮影:2014年5月>

<写真3枚>

 とにかく姿が大きくて、存在感抜群である。
 葉は、栄養葉(胞子嚢をつけない葉)と胞子葉に分かれている。栄養葉は、大きなものは長さが1メートル近くにもなり、谷間の薄暗いところでも明るい緑色の葉をのびのびと展開している。
 さらにこのシダを特徴づけているのが、胞子葉。夏から秋にかけて出てくるが、若いうちは周りの葉と同じ色なので、それほど目立たない。しかし、冬から翌年春にかけては黒々とした枯れ色になり、形もちょうど雁の足のようになる。その姿は、栄養葉が色あせたり、枯れていくなかでも残っている。それが確認できれば、他のシダと間違えることはない。
シダは苦手、という人の中でも、その分かりやすさゆえか、人気のあるシダである。

<参考文献>
『日本の野生植物 シダ』(岩槻邦男編 平凡社))

<記事 2015年12月28日>

#