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イワアカバナ  岩赤花  アカバナ科アカバナ属

イワアカバナ
白花 <撮影:2008年8月>

イワアカバナ
赤花 <撮影:2016年7月>

イワアカバナ
全体 <撮影:2012年7月>

「アカバナ」といいながら、赤花もあれば白花もある。何なんだ、と思っていたら、花の色ではなく、紅葉するところからつけられた名前だそうである。
 小さな花なので見過ごしてしまいそうだが、近づいてみるとなかなか面白いのは、雌しべの柱頭が独特なこと。イワアカバナの花柱はまるで粉まみれのボールをくっつけたような姿をしている(アカバナはこれが棍棒状にやや長くなっている)。
 柱頭は花粉を出すわけではないから、なにもこんなに大きくならなくてもいいと思うのだが、たくさんの花粉を昆虫から受け取って受粉効率を上げるための知恵なのだろうか。

 名前にイワがつくが、とくにごつごつした岩場に生えているわけではなく、ちょっとした山のいくらか湿気っぽいところでよく見かける。白花はとくにすっきりとしていて美しい。

<参考文献>
『山渓ハンディ図鑑2 山に咲く花』(写真/平野隆久 編・解説/畔上能力 山と渓谷社)

<記事 2017年7月6日>

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