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ジュウガツザクラ   十月桜    バラ科サクラ属

ジュウガツザクラ
 <撮影:2008年11月>

ジュウガツザクラ
 <撮影:2007年11月>

ジュウガツザクラ
春の花は大ぶり <撮影:2014年4月>

寒風のなか、けなげに咲く

この樹は、秋に咲く桜としてよく知られており、庭木としてもあちこちに植えられている。小ぶりの花だが、広葉樹がすっかり葉を落としたころには、よく目立つ。名前には「十月」とあるが、実際には12月にはいってもぽつぽつと咲き続けている。
 エドヒガン群の栽培品種であり、自生はしていない。植物に興味を持った初めのころは自然の中より公園や植物園などで見るのが中心だったから、秋から冬にはこのサクラのあるところを随分と訪ね歩いたものだ。
 ソメイヨシノのような華やかさはないが、やや縮れたような、ほんのりピンク色の花弁を北風に震わせている姿がなんだかけなげで、見かければ車を止めて「がんばってるね」と語りかけてやりたくなるような花なのである。
 春には秋より大きめの花を咲かせる。こちらはぐっと見ごたえがある。

<参考文献>
『新 日本の桜』(写真/木原浩 解説/大場秀章・川崎哲也・田中秀明 山と渓谷社)

<記事 2015年11月15日>

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