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カラスウリ    烏瓜   ウリ科カラスウリ属

カラスウリカラスウリカラスウリ

初冬の頃、大した目的もなしにドライブしていると、道路わきの藪の中に点々と赤いものが見える。車を止めて近づくと、カラスウリの実だった。

烏も食べない?

カラスという名のつく植物は、たいていカラス以外は振り向きもしないような、あまり役に立たないものというような意味で名づけられることが多いようだ(カラスムギ、カラスザンショウなど)。カラスウリも、花や実が何かの役にたてられているという話を聞いたことがない。カラスが食べるかどうかも定かでないようだ。
 でも、木の枝に絡みつきながら、初冬の日差しを浴びてつややかに輝いている姿はなかなか美しい。何の変哲もない藪が、そこだけ別物のように見えてしまう。

夜に咲くあやかしの花

花は夏に咲く。しかも夜に咲く。蛾が花粉の運び役だ。我が家にもカラスウリが根付いていて、いくらつるを切り落としても、翌年にはまたしぶとく柿の木の枝を這い上ってくる。
 ある夏の夜、懐中電灯の光を頼りに撮影を試みたのが、下の写真である。実際の色はもっと白っぽいのだが、光の具合でこんな風に写った。まるでレース編みで出来ているような、あやしい美しさを持った花だ。嫌いな花ではないが、残念ながら我が家に咲く花はすべて雄花で、決して結実しないので、なんだか癪に障るのである。

<撮影日 実は2008年11月20日、花は2007年8月7日>
<記事 2012年11月18日>

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