柊老人のほろ酔い人生 > 植物との出会いの部屋 >  ケナシサクラスミレ

ケナシサクラスミレ  毛無桜菫  スミレ科スミレ属

ケナシサクラスミレ
ちょっと見はサクラスミレと同じ <撮影:2015年5月>

ケナシサクラスミレ
ハチが蜜を吸いに来た <撮影:2015年5月>

ケナシサクラスミレ
花茎は無毛でつるっとしている <撮影:2015年5月>

別名ケントクスミレ。
 サクラスミレの品種に位置付けられているスミレである。なので、花姿はサクラスミレとすぐには見分けがつかないほど。花茎や葉柄に毛がないことが特徴だ。
 どこにもありそうな感じだけど、実際にはなかなか見られない。「上州花狂い」氏によれば、サクラスミレの中での出現率は5%だという。
 写真のケナシサクラスミレは、植物観察のM師匠に連れて行ってもらって長野県で撮影したもの。別名のケントクスミレは最初の発見地、山梨県の乾徳山に由来する。
 このスミレの学名はViola hirtipes S.Moore f. glabra E.Hama。
 Viola(ビオラ)は、スミレ属のことで、そのあとの(種小名)hirtipes(ヒルティペス?)には「たくさんの毛がある茎」という意味があり、品種(f.)名のglabra(グラブーラ?)には「無毛の」という意味がある(S.MooreとE.Hamaは人名)。
 要するに、「たくさん毛がある茎」を持つ種なのだが、そのなかで「無毛の」スミレというちょっとちがったものなんだ、という実にわかりやすい学名になっている。

<参考文献>
「上州花狂いの植物散歩」(Website)

<記事 2018年2月15日>

#