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キバナウスバサイシン(仮称) 黄花薄葉細辛 ウマノスズクサ科カンアオイ属

キバナウスバサイシン下の三角形状に開いているものが花。この透明感にはすっかり魅せられた
撮影:2012年5月

期待どおりの“サプライズ”

植物観察の師匠であるK氏が連れて行ってくれるところには、大きなサプライズが待っていることがしばしばあるが、これもそのひとつである。
 目的地に向かう道すがら予告されていた植物なので、いやでも期待が高まっていた。車を降りて山道を歩く。周囲に細心の注意を払ったつもりだが、見えるのは普通のウスバサイシンだけ。しばらくしてK氏が立ち止まり、指し示す場所に目を凝らすと、なんとそこにあったのは、形はウスバサイシンだが、色は透明感のある黄緑色の花。まるで別種のもののようだった。
 ウスバサイシンは、花は紫褐色で、葉柄や、地上からわずかに覗く花柄も、紫褐色からくすんだ緑色をしているが、こちらは、花だけでなく葉柄も花柄も黄緑色である。
 「上州花狂い」氏によれば、「葉柄、花茎、鱗片葉とも黄緑色で、ウスバサイシンとは明らかに異なる」が、「文献に記述は無く」、学名も未定である。ここでは、氏が仮称としている「キバナウスバサイシン」の名を拝借することにした。
<参考文献>
 「上州花狂いの植物散歩 失われゆく植物を求めて」(Web site)
<記事 2013年5月18日>

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