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 クサボタン 草牡丹 キンポウゲ科センニンソウ属

クサボタン花
先がちょっと割れてきた <撮影:2018年9月>

クサボタン花
巻き上がった状態 <撮影:2012年9月>

クサボタン葉
これがボタンに似ている <撮影:2018年9月>

クサボタン実
若い果実 <撮影:2018年9月>

○○ボタンとかボタン□□など、種名にボタンがつく植物はけっこうある。でも、私の知っている限り、あの大輪のボタンの花を想像できるようなものはまったくない。それなのにボタンと名付けるのは、ひとえに3出複葉で雰囲気がちょっとボタンの葉に似ているということのようで、ちょっと鼻白むところである。

 クサボタンの花は、すぼまっていた萼(花弁はない)の先が割れてだんだん開き、やがてクルリと反転して巻き上がってくる。はじめのころは楚々とした品の良さを感じるのだが、巻き上がりきるとなんだかでれっとした感じで、同じ花とは思えない。花にとっては余計なお世話だろうが。
 果実になると、なるほどセンニンソウの仲間だなあと納得できる。

<参考文献>
『野草の名前 夏』(文庫版)(高橋勝雄著 山と渓谷社)

<記事 2018年9月30日>

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