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マツカゼソウ  松風草  ミカン科マツカゼソウ属

マツカゼソウ
花 <撮影:2016年9月>

マツカゼソウ
花と果実 <撮影:2017年9月>

マツカゼソウ
全体の雰囲気 <撮影:2012年9月>

誰が名づけた和名なのかは知らないのだが、茎も花柄も細く、わずかな風でも全身が揺れる。その秋の風を松風としたのは、近くに松があったからだろうか。それがコナラとかケヤキだったとしたら、また違う名をつけられたかもしれない。
 それはともかく、ごくわずかな風があっても大きく揺れるので、写真をとるこちらとしては実に悩ましい。出来るだけシャッター速度を上げて、連写機能も使ってガシャガシャ撮り、ピントの合っているものを残す作戦でいく。この点では、遠慮なく撮りまくれるデジカメはありがたい。

 ミカン科の草本で日本にあるのはこのマツカゼソウだけ。
 花姿は、木本のミカンやレモンなどのミカン属とはずいぶん印象が違う。ちょっと見にはミカン科とは思えなかったが、そういえば同じミカン科のコクサギとは果実の雰囲気がやや似ている。花が散った後も円い壺状の花盤が残り、そこから果実が突き出す形になっているのもなかなか独特である。

<参考文献>
『日本の野生植物 草本U』(佐竹・大井・北村・亘理・冨成編 平凡社)

<記事 2017年9月17日>

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