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 ミドリタチツボスミレ 緑立坪菫 スミレ科スミレ属

ミドリタチツボスミレ花
うっすらと緑色 <撮影:2013年5月>

ミドリタチツボスミレ花
全体の姿はタチツボスミレそのもの <撮影:2017年4月>

ミドリタチツボスミレ花
距は発達していない <撮影:2016年4月>

タチツボスミレの品種だが、取り上げている図鑑は少ない。私が見た限りでは、『神奈川県植物誌2018』くらいで、タチツボスミレの解説文中で「花が緑色を帯びるものをミドリタチツボスミレで……タチツボスミレと分けない見解もある」と記述している。
 花弁が葉のような緑色に変化することを「葉化」と呼んでいるが、その原因については諸説あって見解が定まっていないようだ。
 色はかなり葉の色に近い緑のものもあるが、白色の花弁に緑色が混じるようなものも多い。上を向いて咲くものが多いが、花弁は伸びやかに開かず、どこかいじけたようになっている。距もしっかり形成されていないものが多い。
 ある湖のほとりの広葉樹林や県西部の里山でこの花と出会った。こういう変わったものを見つけるのも、スミレ観察の面白さの一つである。

<参考文献>
『神奈川県植物誌2018』(神奈川県植物誌調査会)
「上州花狂いの植物散歩」(Website)

<記事 2019年1月6日>

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