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ミツデウラボシ   三手裏星   ウラボシ科ミツデウラボシ属

ミツデウラボシ
ミツデだけでなくヒトツデも<撮影:2015年7月>

ミツデウラボシ裏
葉裏の粒々の中に胞子が <撮影:2015年7月>

自然保護団体の会員であるHさんに案内していただいて、珍しいラン科の植物を見に行ったとき、ついでのように近くを見て回ったら、このシダに出会った。
 すでに数年前の冬、師匠のK氏に教えてもらっていたので初見ではないのだが、その時はシダの“シ”の字も知らないような初心者で、しかもシダ自体が冬枯れの姿だったために今一つ興味をひかれなかった。今回、写真のようにみずみずしい姿で、しかもちょっとした群落を形成していたのに出会えて、はじめて見たのとほとんど変わらない感激を味わうことができた。

 ミツデと名があるように、葉身が3つに分かれているものが典型的だが、2つに分かれているものや、まったく分かれていないものも少なくない。
 表からも大きなソーラス(胞子嚢群)がついているらしいことがうかがえるが、裏を返せばまったく予想を裏切ることなく(写真下)、実に充実した感じの円いソーラスが点々とついている。これを星に見立てたのがウラボシの名の由来だろう。
 道路を通りながら手を伸ばせば、誰でも容易にむしり取っていける場所にあるが、幸か不幸か花の咲かないシダゆえにたいした興味もひかないらしく、無事に育っているのが嬉しいことである。

<参考文献>
「大阪南部の自然 シダ植物」(Website)

<記事 2015年8月22日>

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