柊老人のほろ酔い人生 > 植物との出会いの部屋 > モウセンゴケ

HOME | 植物の部屋

モウセンゴケ   毛氈苔   モウセンゴケ科モウセンゴケ属

モウセンゴケ
<撮影:2010年7月> モウセンゴケ
ちらちらしている白いものが花(植物はナガバノモウセンゴケ)<撮影:2010年7月>

食虫植物としてはかなりポピュラーだろう。葉の表面に多数の腺毛があり、その先端から粘液をだして虫をとらえる。それを別に分泌するタンパク質分解酵素によって消化するのだそうである。
 この植物を何回も見ている私だが、残念ながら、虫をとらえた場面には出会ったことがない。
 少し離れていても、葉を見れば、独特の飛び出した腺毛がわかるので間違えることはないが、写真のように卵形をした葉が立っているものだけでなく、ロゼット状に地面に円く伏しているタイプもある。
 葉の形がへらのように縦に長いものは、同属のナガバノモウセンゴケと呼ばれる。

花を知らずに赤っ恥

ところで、モウセンゴケと言えばなんといってもあの葉が特徴で、観光案内的な写真などは、葉の写真だけしか載っていないものも少なくない。そのせいにするわけではないが、私も葉にばかり目を奪われていて、この植物がいったいどんな花をつけるのか、長いこと知らないままだった。
 あるとき、案内所の職員に「モウセンゴケの近くにいくつも咲いている小さな白い花はなんという植物ですか」と尋ね、「あれが、モウセンゴケの花です」と言われて、赤っ恥をかいたことがある。

<参考文献>
『山渓ハンディ図鑑2 山に咲く花』(写真・永田芳男、解説・畔上能力/山と渓谷社)
<記事 2014年7月13日>

#