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 ナガバノコウヤボウキ    長葉の高野箒   キク科コウヤボウキ属

ナガバノコウヤボウキ
枝の途中に咲く花 <撮影:2012年9月>

ナガバノコウヤボウキ冬の果実
冬の果実。冠毛がたっぷり <撮影:2014年1月>

ナガバノコウヤボウキ葉
1年枝と2年枝で葉のつき方が異なる <撮影:2012年6月>

名前からすぐに分かるように、コウヤボウキの近縁にあたる小低木である。図鑑によっては草本の分類の中で記述しているものもあるが、「木」であることは確かなので、私のホームページでは木本の部に位置付けることにした。
 コウヤボウキが1年目の枝先に花をつけるのにたいして、こちらは2年目の枝の途中にいくつもの花をつける。
 多くの樹木は1年目の枝も2年目の枝も、樹皮の色が違う以外にそう大きな違いはない(とは、わたしのいまの認識の範囲であるが)。ところが、ナガバノコウヤボウキは、1年枝にはやや丸っこい卵形の葉を互生につけるのに、2年枝はまったく姿が違って、細長い葉が束生する。花は1年枝には決してつくことがなく、必ず2年枝の葉の真ん中につく。
 花はキク科によくある筒状花の集まりで、1つの「花」と見えるものは数個の小花の集まりである。

 冬には、長い冠毛を持った果実(痩果)が長く姿をとどめる。それがまた、葉がすべて落ちている林の中でよく目立つ。まるで真冬に咲く「花」のようだ。それぞれの枝にいくつもの果実が並んで風に揺れていると、なんだかダンスを楽しんでいるようで、見ている私も楽しくなる。

<参考文献>
『山渓ハンディ図鑑2 山に咲く花』(写真/平野隆久 編・解説/畔上能力 山と渓谷社)

<記事 2016年1月31日>

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