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ナナカマド  七竈  バラ科ナナカマド属

ナナカマド紅葉
紅葉 <撮影:2007年9月>

ナナカマド実
果実 <撮影:2009年9月>

ナナカマド花
小さな花の集合体 <撮影:2014年6月>

紅葉の季節の山で主役の一人となるのがこのナナカマド。葉も実も真っ赤に染まるので、抜群の存在感だ。秋の山歩きでは、紅葉した葉が楽しめるし、初冬の山歩きでは、固まって色づいている赤い実がよく目立つ。
 その割には、初夏に咲く花については知らない人も少なくないようだ。ある知人とナナカマドについて話した時に、「え、ナナカマドってバラ科なんですか?」と驚かれたことがある。バラ園などで華麗に咲き誇るバラの花とナナカマドが同じ科に属するというのは直感的には分かりにくいのかもしれない。
 花は白くて小さい。それがまとまった形で咲く(複散房花序)。近くに寄ってじっくり見ると、なるほどバラ科にこういう花はあるなあ、ということが得心できる。それにしてもひとつひとつの花は小さいので、あまり印象に残らないのだろう。
 果実はナシ状果。てっぺんに萼片が残っている。葉は奇数羽状複葉。
 材が燃えにくく、7度かまどに入れても燃え残ることから名づけられたという説が一般的だが、私はまだ試したことがない。

<参考文献>
『山渓ハンディ図鑑5 樹に咲く花』(写真/茂木透 解説/城川・高橋・中川ほか 山と渓谷社)

<記事 2017年9月30日>

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