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 ネジキ    捩木   ツツジ科ネジキ属

ネジキ冬芽
冬芽 <撮影:2015年1月>

ネジキ花
花 <撮影:2015年5月>

ネジキ樹皮
ねじれている樹皮 <撮影:2013年5月>

だれが言い出したのか定かではないのだが、世に「三大美芽」というものがあるという。コクサギ、ザイフリボク、そしてこのネジキである。コクサギもネジキもちょっとした里山に入ればけっこう目にすることができるが、ザイフリボクはむずかしい。私はまだ、野生のザイフリボクを見たことはないし、冬芽をじっくり見たこともない。
 ほかにも美しい冬芽や見ているだけで楽しくなる冬芽がいろいろある中で、なにを根拠に「三大」というのかは知らないが、でも、ネジキの冬芽がなかなか素晴らしいことについては、異論はない。
 写真の冬芽は、枝先の仮頂芽であるが、左右2枚の芽鱗がぴったり合わさった下には、真ん中に面白いデザインのある葉痕がくっきりとしている。なぜかこれを見ると、浦沢直樹の漫画の登場人物を連想してしまうのだが、そんなことを考える私って、変?

 初夏には、壺型の清楚な花が下向きに並んでつく。恥じらうように咲くその姿も魅力的である。写真はないが、果実になると上向きになり、種子がなくなっても冬の時期まで長く残っている。
 幹はその多くが、名前の通りねじれる。ただ、ねじれない個体もあり、似たような樹皮を持つ木もあるので、この姿だけで同定するのは難しい。
 有毒植物なので、葉や実を安易に口にしない方がいいと思う。

<参考文献>
『山渓ハンディ図鑑5 樹に咲く花』(写真/茂木透 解説/城川・高橋・中川ほか 山と渓谷社)

<記事 2016年1月23日>

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