柊老人のほろ酔い人生 > 植物との出会いの部屋 >  ノブキ

 ノブキ 野蕗 キク科ノブキ属

ノブキ花
中心部が両性花、周辺が雌花 <撮影:2012年8月>

ノブキ花と果実
両性花は稔らずにやがて落ちる <撮影:2017年9月>

ノブキ
全体。 <撮影:2017年9月>

里山でよく見かける植物だ。フキノトウ・フキとは属が異なるが、本種も食用になるようで、インターネットで見ると炒め物やおひたしにするレシピが出ている。ただ、私はまだ試してないので、味についてはなんとも言えない。
 花は筒状果で花冠の先端が大きく割れてそり返る。みずみずしい雰囲気の花だ。構造的には、まわりに雌花があって稔性を持ち、中心に両性花があって、こちらは稔らない。
果実(痩果)がプロペラ状につくのは、そういう構造から来ているのだが、見た目にもとても面白い。1つ1つの果実は棍棒状に成長し、その先に有柄の腺体がたくさんつく。ここが粘って動物の身体につき、種を運んでもらうという仕組みのようだ。  葉には翼がつくので、フキとは明らかに異なる。

<参考文献>
『日本の野生植物 草本』(佐竹・大井・北村・亘理・冨成編 平凡社)

<記事 2018年9月5日>

#