柊老人のほろ酔い人生 > 植物との出会いの部屋 >  ノジスミレ

 ノジスミレ 野路菫 スミレ科スミレ属

ノジスミレ花
花も葉も乱れた感じ <撮影:2018年3月>

ノジスミレ花
秋の返り咲き <撮影:2016年10月>

ノジスミレ花
開花寸前 <撮影:2017年3月>

ノジスミレ果実
閉鎖花と種子 <撮影:2014年11月>

平地の町の中、春になると路傍でも空き地でもたくましく、美しい花を咲かせてくれる。休耕している畑などにも一気に増えることがある。実はわが家の庭にも数年前からこのスミレが根付き(もとは近所の畑からいただいた2株)、スミレの花園を作ってくれている。
 花色はスミレ(マンジュリカ)にも似ているが、花の形はスミレほどきりっとしておらず、葉も広くてだらだらした感じ。スミレの中の庶民派と言えるのではないだろうか。
 それにしても、ほとんど外来種に席巻されている町の中で、こういう在来種ががんばりぬいて毎年きれいな花を咲かせてくれるのは嬉しいことだ。
 繁殖力は旺盛で、開放花が終わった後も次々閉鎖花をつけるし、秋にも返り咲きの開放花を咲かせる。自然が失われつつある地方都市の中にあっても、ノジスミレが生き残れるレベルの環境は何としても守りたいものだ。

<参考文献>
『山渓ハンディ図鑑6 日本のスミレ』(写真・解説/いがりまさし 山と渓谷社)
「上州花狂いの植物散歩」(Website)

<記事 2019年2月17日>

#