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ノカンゾウ   野萱草   ススキノキ科(←ユリ科)ワスレグサ属

ノカンゾウ花の中でバッタがのんびりしている
撮影:2011年7月

めったにお目にかかれない花

ニッコウキスゲと同じ属だから、この花もなかなか華やかである。しかも、あちこちにありそうで、ない。私の見たノカンゾウは、管理されたエリアの中で自生しているものか、植栽かのどちらかである。図鑑には「田のあぜや溝のふちなど、やや湿ったところに多い」などと書いてあるが、とんでもない。
 運転中などにそれらしい花を見つけるとスローダウンしたり停車したりして確認するのだが、これまでに路傍や土手などで見たのは、すべてヤブカンゾウだった。これももちろん美しいが、八重咲きのためなんとなくもったりしている。
 群馬県のレッドリストで「絶滅危惧U類」になっているというのは、そういう状態だからなのだろうが、いつか、どこかで、ヤブカンゾウのように群れ咲いているノカンゾウにお目にかかってみたいものだ。

お味はいかが?

ニッコウキスゲと同じように1日花で、朝開いて夕方にはしぼむ。ふつう結実しないということで、それだけ種を残すのが大変なのかもしれない。
 若葉や蕾は食用にするそうだ。人間が食べるくらいだから虫にもおいしいに違いない。我が家の近くにあるノカンゾウにはビッシリとアブラムシがついていた。
 さて、お味は? カンゾウだけにレバーのような味がするかも。
<参考文献>
『山渓ハンディ図鑑1 野に咲く花』(林弥栄・監修、平野隆久・写真 山と渓谷社)
<記事 2013年7月1日>

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