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オオタチツボスミレ  大立坪菫  スミレ科スミレ属

オオタチツボスミレ
    <撮影:2013年4月>

オオタチツボスミレ
葉は円形に近いものが多い <撮影:2012年6月>

オオタチツボスミレ距
距はすっきりした白色 <撮影:2013年5月>

名前にオオがつくが、タチツボスミレと比べて取り立てて大きいというわけではない。全体の雰囲気はよく似ていて、うっかりすると間違えかねない。
 花のつき方をよく見ると、オオタチツボスミレはほぼ茎の途中から花柄が出る。タチツボスミレはそういう花とともに、根際から直接花茎を伸ばす花があるのが違うところ。また、距の色は、オオタチツボスミレはすっきりした白色だが、タチツボスミレはふつう紫色がかっている。唇弁にある濃い紫色のすじは、オオタチツボスミレでは網目状になり、タチツボスミレは網目状にはならないというところも、見分けるポイントになる。
 タチツボスミレはそれこそどこにでもあると言って過言ではないが、オオタチツボスミレは積雪地帯など、比較的寒冷な地域に多い。雪解けをまってそういう地方に出かけていくと、このスミレが出迎えてくれるのがうれしい。

<参考文献>
『山渓ハンディ図鑑6 日本のスミレ』(写真・解説/いがりまさし 山と渓谷社)
『植物検索ハンドブック』(埼玉県絶滅危惧植物種調査団 さきたま出版会)
「上州花狂いの植物散歩」(Website)

<記事 2018年1月18日>

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