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オトコヨウゾメ    レンプクソウ科ガマズミ属

オトコヨウゾメ花
白くてかわいらしい <撮影:2016年4月>

オトコヨウゾメ葉と実
秋が深まると紅葉する <撮影:2015年9月>

オトコヨウゾメ実
 <撮影:2017年10月>

なんだか思わせぶりの名前だが、実はこの名の由来ははっきりしていない。手近な図鑑には「ガマズミ類をヨソゾメと呼ぶ地方があり、果実が熟すと子供たちが食べる。ガマズミに比べて、本種の果実の方がやせていて、食用にならないので男を冠してオトコヨウゾメになったのではないかという見解がある」とある。う〜ん、ヨソゾメがヨウゾメになったというのはともかく、果実が食用にならないことがなんで男につながるのか。
 植物の世界では、役に立たなかったり、まずくて食えないようなものには「イヌ〜」とか「カラス〜」とかの名がつくことがあるが、男はイヌかカラス並みということなんだろうか(まあ、当たっている一面もあるような気がしないでもないが…)。

 樹は落葉低木で、やや華奢な感じ。白くてかわいい花をたくさんつける。秋には赤い実が垂れ下がり、葉も赤くなる。葉が落ちた後も、実が残っていることが多い。白い花、紅い実、紅葉と、季節ごとに楽しめる樹であり、男にこだわるなら、ちょっとした優男の風情だろうか。

<参考文献>
『山渓ハンディ図鑑5 樹に咲く花』(写真/茂木透 解説/城川・高橋・中川ほか 山と渓谷社)

<記事 2017年12月16日>

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