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オウレンシダ   黄連羊歯   コバノイシカグマ科コバノイシカグマ属

オウレンシダ
<撮影:2014年7月> オウレンシダ
<撮影:2014年7月> オウレンシダ
葉の裏面<撮影:2014年7月>

道路わきの擁壁の隙間にへばりつくように生えていた。湿り気の多い場所だったので、はじめこのシダを見た時は、葉にしずくを溜めているのかと思った。
 しかし、手に取ってみたらそれは勘違いで、その裏側に胞子嚢群がついているのだった。それを包む包膜がコップ状なので、葉の縁がぽこぽこと膨らみ、まるで水玉であるかのように見えたというわけである。
 そうしてあらためてじっくり見れば、全体はなかなか涼やかで、近づくと愛らしい雰囲気を醸し出している。秋にさらに大きくなって枯葉色になるころにはなんだか間の抜けた感じになるので、オウレンシダにとってこの時期が一番輝いているようだ。
 和名は、キンポウゲ科のオウレンに似た姿であることによるとされているが、私はオウレンをまだ見たことがないので、それについてはよくわからない。

<参考文献>
『日本の野生植物 シダ』(岩槻邦男/平凡社)
<記事 2014年7月13日>

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