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サクラスミレ  桜菫  スミレ科スミレ属

サクラスミレ
存在感十分 <撮影:2017年5月>

サクラスミレ
距は太い <撮影:2014年5月>

サクラスミレ
とにかく毛深い <撮影:2016年5月>

花が大きく美しいので「スミレの女王」の異名があるそうだ。女王の本当の姿を私は知らないのでこの異名が適切かどうかは分からないが、まあ確かに、独特の風格・存在感を感じるスミレであることは間違いない。
 都市部ではまず見られないので、この花に会いたい人はそれなりに高いところに登らなければならない。とはいっても、車で登れて、降りれば散歩気分で歩けるようなところにも結構あるので、ありがたい花である。
 昨年はなかなかの山道をハアハア言いながら登った先にこの花が咲いていて、何とも言えない嬉しい気分を味わった。

 和名は花の色からではなく、花弁の先端が切れ込むように凹み、「桜の花びら」を思わせることに由来する。しかし、全部が全部くっきりと凹んでいるわけではない。
 群馬県には、上毛三山と呼ばれる赤城山、榛名山、妙義山があるが、「上州花狂い」氏がここのサクラスミレの分布を調べたところ、赤城山にはサクラスミレが多く、榛名山はほぼチシオスミレ(サクラスミレの品種)であり、妙義山には両種ともあまり生育していないという結果になったと報告している。

<参考文献>
『山渓ハンディ図鑑6 日本のスミレ』(写真・解説/いがりまさし 山と渓谷社)
「上州花狂いの植物散歩」(Website)

<記事 2018年2月12日>

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