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サンリンソウ    三輪草   キンポウゲ科イチリンソウ属

サンリンソウ
<撮影:2015年5月>

サンリンソウ
花茎につく葉に柄がある<撮影:2015年5月>

図鑑でしか知らなかった花に出会えるのは、また格別の喜びがある。
 サンリンソウについては、数年前の観察会で講師から「あの辺にあるよ」と言われて以来、真剣に探し回ったのだが、見つけることはできなかった。
 ところが、まあ人生えてしてこんなものかもしれないが、今年、かなり頻繁に行く場所ではあるが、案外ハイカーの盲点になるようなちょっと目につきにくい場所で偶然、ニリンソウに似た白い花が目に入ったのだ。
 方向は例の講師の「あの辺」とは少し違うように思えたが、もしかしたら、と急いで近づいて観察をした。ニリンソウと異なる一番の特徴は「花茎につく葉に柄がある」こと。おお、確かに柄があった!
 これはサンリンソウに間違いないと思ったものの、ここのところ早とちりが目立つ私としては慎重の上にも慎重を期さなければと、様々な角度から写真を撮り、帰宅してから植物観察の大師匠に同定をお願いしたのだ。その結果、私の観察が間違っていないことがはっきりした。こういう時はほんとうに、植物観察を続けてきた幸福感を味わうことができる。

見たのは1〜2輪ばかり

キンポウゲ科イチリンソウ属にはイチリンソウ、ニリンソウ、サンリンソウがある。イチリンソウはまだ見たことがないが、葉が三出複葉だという。
 サンリンソウは、花はニリンソウに比べるとやや小ぶりである。名前の由来は、1本の茎から3つの花が出ることにあるのだが、この日わたしが観察した花は、1輪または2輪で、3輪のものは一つもなかった。しかし、そのこと自体は別にめずらしくはないそうである。

<参考文献>
『山渓ハンディ図鑑2 山に咲く花』(写真/平野隆久 編・解説/畔上能力 山と渓谷社)

<記事 2015年5月31日>

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