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シシガシラ   獅子頭   シシガシラ科ヒリュウシダ属

シシガシラ
<撮影:2013年6月> シシガシラ
下に長く伸びているのが胞子葉
<撮影:2012年10月>

シンプルな美しさ

1枚の葉の長さは30センチ前後だから、シダの仲間としてはけっして大型ではないのだが、左右に葉を広げ、ときには写真のようにすっくと立ち上がる形は、シンプルで美しい。堂々とした姿とシシガシラという名前の響きとが重なり合って、一度見たら忘れられないシダである。
 二形のシダで、胞子葉は栄養葉より少し長いが、羽片は細く、まるで肋骨が立ち上がったようにも見える。

みんな知ってる?

尾瀬には登山道の随所に生えている。あるとき、植物名を互いに口にしながら歩いてきた女性の二人連れと何となく歩調がそろってしまったので、少しおしゃべりをした。シダについても「興味があるが、なかなか難しくて」というので、こっちもつい調子に乗って「ほら、そこにあるのがシシガシラですよ」というと、
「そんなものぐらい、わかっています」と、厳しい口調で返事が返ってきた。
 どうやら、聞いてもいないのに物知りぶってと、曲解されてしまったようだ。やれやれ。

<参考文献>
『日本の野生植物 シダ』(岩槻邦男編/平凡社)
<記事 2014年2月14日>

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