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 タカオスミレ  高尾菫  スミレ科スミレ属

タカオスミレ
 <撮影:2017年4月>

タカオスミレ
 <撮影:2017年4月>

タカオスミレ葉
葉の裏もほぼ茶色 <撮影:2017年4月>

タカオスミレ葉
葉の裏はやや緑色 <撮影:2017年4月>

ヒカゲスミレの品種。全体の雰囲気はヒカゲスミレとほとんど変わりがないのだが、こちらは葉の色がこげ茶色から黒紫色と独特である(ヒカゲ〜は緑色)。東京の高尾山で初めて採集されたことにちなんでこの名がついている。
 葉の両面がこげ茶色になっているものもあれば、表側はこげ茶色で裏側はほぼ緑色のものもある。

 一昨年の春、植物仲間から「タカオスミレを案内するよ」といわれ、初めての出会いにワクワクしながらついて行ったのだが、実物を見ると、緑の葉がほんのり焼けているような感じで、いまひとつすっきりしなかった。標本を採って後日専門家に見てもらったところ「残念ながら、これはヒカゲスミレですね」と言われてしまった。
 その翌年、植物観察の大師匠M氏に教えられて、ごく珍しい雑種のスミレを見に行ったとき、その近くで偶然出会ったのが、写真のスミレだ。こちらはまったく判断に悩む必要のない、はっきりとしたタカオスミレである。狭いエリアで2つの初見のスミレに出会えて、感激もひとしおだった。

<参考文献>
『山渓ハンディ図鑑6 日本のスミレ』(写真・解説/いがりまさし 山と渓谷社)
「上州花狂いの植物散歩」(Website)

<記事 2018年4月2日>

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