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タマアジサイ   玉紫陽花   アジサイ科(←ユキノシタ科)アジサイ属

タマアジサイ蕾
大きな蕾<撮影:2013年7月>

タマアジサイ花
両性花が開く前 <撮影:2013年7月>

タマアジサイ花
両性花から雄しべ・雌しべが出る <撮影:2013年7月>

アジサイの仲間の中でも、花期は遅めだ。
 茎の先端にある葉の中央に、大きな玉のような蕾をのせるのでこの名がつけられたという。
 真ん中に両性花があり、その周囲に装飾花をちりばめている姿は、ほかのアジサイと違いはない。しかし、これだけ大きな蕾を持つものは、アジサイ属の中ではかなり特殊だと思う。
 その蕾が割れて、中から花が出てくるのだが、そのときもしばらくは蕾のかけらがそのままのこっている。
 この段階で、装飾花は萼片を大きく開いて存在をアピールするのだが、両性花は紫色の花弁がしっかり閉じていて、まるで小さな蕾が密集しているように見える。
 時間がたつと両性花の花弁も開き、雄しべ・雌しべが立ち上がる。そこに虫たちも集まってくる。
 こうした開花の流れになかなかの風情があって、アジサイの中ではとくにこのタマアジサイが気に入っている私である。


<参考文献>
『山渓ハンディ図鑑4 樹に咲く花』(写真/茂木透 解説/太田・勝山・高橋ほか 山と渓谷社)

<記事 2015年7月19日>

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