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タマゴタケ    卵茸   テングタケ科テングタケ属

タマゴタケ

トマト・キノコ?

私が会員になっている「金曜植物クラブ」で、恒例の植物観察をしていた時のことである。
 その日の目当てにしていた植物がいい状態になっているのを見つけ、みんなで写真を撮ったり、ルーペで細部を見たりしてはしゃいでいたのだが、ふと、近くの草むらに目をやると、オレンジ色をしたものがちらちらしている。はて、この時期に、こんな色の花があったかなと思いつつ近寄ってみたら、艶めいていながらさわやかな色の、ほれぼれするような美しいキノコだった。
 私にとっては初見のものだったので、仲間を呼び寄せ、「ほら、トマト・キノコ」などと勝手に命名して得意がっていたら、Kさんから「なんだ、タマゴタケじゃない」と言われて、がっくり。知っている人にとっては、とくに珍しいものではなかったのである。

食べられます

タマゴタケの子実体(ふつう、キノコとみなされるもの)は、初めは厚くて白い外被膜に包まれ、白い楕円体状になっているそうだ。これがタマゴタケの名の由来であろう。やがててっぺんが割れて、傘と柄が伸び始める。そのあとも、外被膜は深いコップ状の壺として柄の基部に残る。写真でもそれが見て取れると思う。
 私が見たとき、半球形になっていた傘は、この後、ほぼ平らに開き、老成すると浅い皿状に窪むこともあるという。
 あまりに色あざやかなので、有毒キノコのように誤解されがちだが、実は無毒で、食べられるそうだ。ただし、本種とよく似ている有毒キノコもあるので、食用にする際には注意が必要だという。私はまだ食べたことがない。

<参考文献 Wikipedia「タマゴタケ」の項>
<撮影日 2012年10月5日>
<記事 2012年10月19日>

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