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 ウワミズザクラ 上溝桜 バラ科ウワミズザクラ属

ウワミズザクラ花
花のアップ<撮影:2008年7月>

ウワミズザクラ花
  <撮影:2013年6月>

ウワミズザクラ実
 果実<撮影:2013年7月>

ウワミズザクラ
 <撮影:2015年4月>

瓶洗いのブラシによく似ていて、一度見ると忘れられない。接近して一つ一つの花を見れば、なるほどバラ科の花で、サクラにも近い関係なのだなと納得できる。
 里山からそこそこの高い山まで分布域は相当広いし、積極的に林縁に出てくるタイプらしくて、山の道路脇でもよく見かける。
 名前には上溝桜の漢字が当てられている。古来、この材の上面に溝を掘り亀卜に使ったことによるらしいが、それにしても「溝」がなぜミズになるのか。植物和名の不思議なところだ。
 果実は食べられるし、果実酒にするのもお勧めだそうだ。残念ながらまだ試していないので食レポを書くことができない。また新潟では蕾を塩漬けにしたもの(杏仁香/あんにんご)を食べるそうだ。
 花姿がよく似ているイヌザクラは花序軸に葉がないが、本種はある。

<参考文献>
『日本の野生植物 木本』(佐竹・原・亘理・冨成編 平凡社)
『山渓ハンディ図鑑3 樹に咲く花』(写真/茂木透 解説/石井・崎尾・吉山ほか 山と渓谷社)

<記事 2019年6月29日>

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