柊老人のほろ酔い人生 > 植物との出会いの部屋 > ワルナスビ

ワルナスビ  悪茄子  ナス科ナス属

ワルナスビ
 <撮影:2015年7月>

ワルナスビ
 <撮影:2015年7月>

ワルナスビ刺
見るからに痛そう <撮影:2015年7月>

名前からして憎々しい感じだが、たしかに悪い奴だ。
 現段階では、どこもかしこも征服されているわけではないが、あるところにはある、それも一定のエリアを覆い尽くすように我が物顔で広がっている。
 幹線道路脇に多く見かけるところを見ると、種が車のタイヤについて運ばれるのかもしれない。そういえば、どこかの運送会社の敷地にもたくさんあったことをいま思い出した。
 その憎らしさを実感したい人は、ちょっと触ってみればいい。するどい刺の威力がただちにわかるというものである。私も以前、写真を撮ろうとして接近しすぎたら、バリバリと皮膚をやられてしまった。
 他の雑草のように素手で気軽に引き抜こうなどとは考えない方がいい。

 昭和の初めごろ、北アメリカから渡ってきた奴らしい。
 繁殖力も強いので、放っておくととんでもないことになりかねない。
 でも、ばっと開いた花冠や、真ん中に鎮座している小さなバナナのような雄しべ(の葯)はなかなかかわいらしい。ちょっと憎めないいたずらっ子のような感じだ。

<参考文献>
『山渓ハンディ図鑑1 野に咲く花』(監修/林弥栄 写真/平野隆久 山と渓谷社)

<記事 2016年7月12日>

#