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ワチガイソウ    輪違草   ナデシコ科ワチガイソウ属

ワチガイソウ
<撮影:2012年5月>

山道を歩くとときどき出会うことができる花だ。さわやかな白い花弁が疲れを忘れさせてくれる。
 とはいえ、「あ、ワチガイソウ」と喜んで近づくと、たいてはよく似たヒゲネワチガイソウであり、実はワチガイソウに出会う機会はなかなかないのだ。それゆえ、群馬県のレッドリストでは準絶滅危惧種に指定されている。
 ヒゲネワチガイソウと見分けるポイントはいくつかある。ひとつは、花弁の数で、ワチガイソウは5枚に決まっているが、ヒゲネ〜のほうは5〜7枚で、花弁もややほっそりしている。もっともわかりやすいのは花柄の毛。ワチガイソウは有毛で、ヒゲネ〜は無毛である。
 こう書けば、間違えるはずがないように思えるが、実際に山道で出会ったときは判別に悩んだり、間違って教えてしまうこともある。そういうときは「これ、別名をマチガイソウというんです」などと寒いジョークを言ってごまかすに限る。

<参考文献>
『日本の野生植物 草本U』(佐竹・大井・北村・亘理・冨成編 平凡社)

<記事 2015年5月6日>

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