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ヤマジノホトトギス    山路の杜鵑草   ユリ科ホトトギス属

ヤマジノホトトギス撮影2013年9月

独特の個性的な花姿で、一度見たら忘れることができない花だ。花の季節に山を歩くといろいろなところで出会えるのもうれしい。
 花は内花被片3個、外花被片3個を持つ。一般的な花では内花被片が花弁に当たり、外花被片が萼片にあたるが、ユリ科の場合は花弁も萼もほぼ同形なので、両者を花被片と呼ぶ。ホトトギスの場合は、外花被片と内花被片の大きさ(特に幅)、形が微妙に異なる。
 真ん中にタワーのように立っているのが雄しべと雌しべ。雄しべの先には葯がついている。雌しべは先の方が3つに分かれ、それがさらに2つに分かれてそり返っている。細かい斑点があるのがそれである。
 和名は、斑が強く入るこの花の様子が、鳥のホトトギスの胸の模様に似ていることからつけられたという。私は、ホトトギスの声(特許許可局と聞きなされることは有名)は随分聞いているのだが、残念ながらその姿をまともに見たことがない。また、ヤマホトトギスがこの花に良く似た姿をしているというが、こちらもまだ自然の中で見たことがない。
<参考文献  『日本の野生植物 草本1』(佐竹義輔他編/平凡社)>
<記事 2014年8月9日>

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