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ユモトマムシグサ  湯元蝮草  サトイモ科テンナンショウ属

ユモトマムシグサ花
色も形もすっきりしている <撮影:2013年6月>

ユモトマムシグサ
空に向かって叫んでいるような風情 <撮影:2013年6月>

ユモトマムシグサの花は、葉よりもかなり高い位置にすっと立っていることが多いので、遠くからでもよく目立つ。いくらか薄暗い林の中でみる黄緑色の花は、みずみずしくてなかなか美しい。
 葉は、小葉をほぼ掌状に展開するので、すっきりしているし、その多くが小さな鋸歯をつけているから、なんともかわいらしい。「マムシグサ」という語感から来るおどろおどろしさとは正反対の印象である。
 日光湯元と刈込湖の間で発見されたのが命名の由来である。だからといってそこにしかないわけではなく、群馬県内でもあちこちで見ることができる。
 まれに仏炎苞が紫褐色や黒紫色のものがあるそうだが、わたしはまだ見たことがない。

<参考文献>
『日本のテンナンショウ――原色植物分類図鑑』(邑田仁 北隆館)
『山渓ハンディ図鑑2 山に咲く花』(写真/平野隆久 編・解説/畔上能力 山と渓谷社)

<記事 2017年6月19日>

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